泥棒による被害にあわないようにするための第一歩は、泥棒の立場になってその心理を考えることです。特に計画的に事を進める泥棒は常に三つの点に気を配っています。それは「安全かどうか」「容易かどうか」「確実かどうか」です。
「安全かどうか」というのは泥棒が安心して仕事が出来るかどうかということです。言い換えればいかに目立たず犯行が出来るかどうかということになります。泥棒からすれば目だっていいことはひとつもありません。そのため極力人の目に留まらないような場所や方法で犯行を行なうのです。
「容易かどうか」というのは住居へ侵入することが簡単で、しかも短時間で出来るかどうかということです。犯行にかかる時間が長くなればなるほどその分発覚しやすくなるため、できるだけ短い時間で終わらせることが出来そうな住居を狙ってきます。
「確実かどうか」というのはその犯行をすることにより儲かることが出来るかどうか、つまりその住居に金目のものがあるかどうかということです。せっかく忍び込んだのにたいした成果がないと無駄足になってしまいます。多少のリスクを犯して犯行を行なうからには儲けを考えるものです。
以上の点を踏まえて多くの場合は目をつけた場所をあらかじめ下見し、そこが空き巣などにふさわしい場所かどうかをチェックしておきます。その際のポイントとしていくつか挙げてみます。
まず人目につかず犯行が出来るかという点で、住宅またはその地域付近の人通りがどうなのかどうかを見ます。また町並みが入りやすく、逃げやすい構成かどうかという点も見てきます。それ以外でも共働きなどで留守の家が多い地域なのか、留守の時間帯は大体どのくらいかなどを確認します。郵便物がたまってる郵便ポスト、夜でも電気がついていない家など明らかに留守が分かるような状態にしてある住居はやはり狙われやすいです。
出来るだけ短い時間で犯行が可能かどうかという点で、住居への侵入方法や脱出方法の確保、鍵やドアの形状などで侵入することが簡単かどうか、隠れるために障害物など陰になる部分があるかどうか、2階以上への侵入のために踏み台になりそうなものがあるかどうかなどをチェックしてきます。
お金がありそうな住居という点では高級住宅地等を狙うこともありますが、泥棒はその気になれば本当にどんなものでも盗んでいってしまいますのでこの点よりは安全性、容易性を重視する傾向にあります。